研究会

2023年度研究会

アセスメント実践研究会 <継続(2016年度~)>

代表者  新海良一
ねらい
 アセスメント実践研究会では、これまで、Automotive SPICE モデル、VDA ガイ
 ドライン等をより深く理解し、アセスメントやプロセス改善に役立つ情報や知識を
 身に着ける活動を行ってきた。本研究会では、システムズエンジニアリング(SE)
 ハンドブック V4 の参照元である、ISO15288:2015(JIS X 0170:2020)を取り上
 げ、Automotive SPICEとの関連を意識し、かつ本質的なシステムズエンジニア
 リングの理解を得るための更なる深い議論を行ってきた。また昨年度は、サイバー
 セキュリティ活動の理解を深めるため ISO/SAE DIS/FDIS 21434:2021 の翻訳、
 議論を行ってきた。
 今年度は、昨年度の ISO/SAE FDIS 21434:2021 での議論・解釈で得られた知
 見、および FDIS/IS との差異の抽出結果に基づき、ISO/SAE 21434:2021 と 
 Automotive SPICE for Cybersecurity とのマッピングによる関係性および網
 羅性の整理を行い、サイバーセキュリティ対応アセスメントを実施する上での実践
 的活用方法を議論する。
※本研究会のメンバ募集は行っていません。

改善研究会 <継続(2016年度~)>

代表者  倉田智穂
ねらい
 組織的な改善活動をうまく進めるために、改善の PDCA やそこで活用できる必要な
 ノウハウをいろんな角度から議論し体系化することを狙いに活動を進めています。
 昨年に引き続き、改善に賛同する仲間を増やすための知識、スキル、育成に関する
 議論も含め、参加者の困りごとから様々な観点で議論を続けていきます。

東京アセスメント研究会 <継続(2019年度~)>

代表者  由井美恵子
ねらい
 Automotive SPICE ガイドラインの内容を読みこむ。

製品やサービスの利害関係者価値を高めるLEfAS研究会 <継続(2020年度~)>

代表者  河野文昭
ねらい
 2020年度からリーン思想に基づく研究会活動に取り組んでいる。この活動では、
 「ムダをなくす」活動の原点ともいえるリーン思想(リーン開発)を参考にして、
 現場に導入すると有効と思われる車載製品におけるリーンエンジニアリングアプロ
 ーチ(プロセス/アクティビティ)、およびそのアプローチ実践のための導入方法
 を議論している。具体的には、顧客が求める製品の Quality / Cost / Delivery
 (QCD)を実現するために「組織」あるいは「プロジェクト」で取り組むとよい 
 Lean Enablers for Automotive SPICETM(LEfAS)を VDA の 16 スコープな
 どに対して定義し、現場でのプロセス実践に役立てもらうことを期待している。
 2021年度に開催された 4th NSPICE Conference にて本研究会の成果発表を行
 なったところ、参加者からは好評なコメントをいただくことができた。2022
 年度もこの活動を継続し、メンバーでの議論を深めていく。

終了した研究会

改善の本質に繋げるアセスメント研究会

代表者  長澤克仁
活動期間 2020~2022年度
ねらい
 目的が曖昧のままアセスメントを実施した際、往々にしてアセスメント結果を表面
 的に解釈してしまい、「○○がないから○○を作る」といった対処療法的な改善策
 が立案され、本来の目的に繋がらない改善活動になってしまうことが散見される。
 例えば、プロジェクト側が「テンプレートが存在しない」ことを弱みと捉えてしま
 った場合、「それであればテンプレートを作成します」、といった短絡的な対処に
 なってしまう。
 そこで、本研究では、レベル認定だけを目的としたアセスメントではなく、組織や
 プロジェクトの目標達成を阻害する問題の本質に気付かせ、さらに解決へ導くアセ
 スメントを実施するためのアプローチを研究する

『英語で読み解くAutomotive SPICE』研究会

代表者  藤山晃治
活動期間 2018~2021年度
ねらい
 「知識がない」、「経験がない」、「周りに相談できる人がいない」環境の技術者
 やプロセス改善担当者に対して何か解釈の参考にできるものを作れないか、と考え
 た。そして、理解を深めるには、英語の語意を紐解く、すなわち鍵となる単語の意
 味に立ち返り、その単語の持つコアなイメージを作りながら、自分自身で補足訳を
 作り上げることで、もう少し具体的な解釈を引き出し、Automotive SPICEのよう
 なWhat視点の記述を、現場のHowに落とし込みやすくできるように読み解いてい
 く。

AI搭載プロダクトアセスメント研究会

代表者  真鍋誠一
活動期間 2020~2021年度
ねらい
 「Automotive SPICEでAI搭載プロダクトをどうアセスメントすればよいのか」に
 ついて、明らかにすることを目的としています。車載分野においてもAIプロダクト
 を扱う機会が増えてきましたが、Automotive SPICEはAIプロダクトについては特
 段考慮されていない。AI開発は帰納的開発であり、従来とは開発方法が異なりま
 す。Automotive SPICEが想定する活動がAI搭載プロダクト開発をどこまでカバー
 できるのか、どうアセスメントすればよいかについて議論する。

アセスメントModel研究会 <継続>

代表者  安倍秀二
活動期間 2019~2020年度
ねらい
 Automotive SPICEに関連する、アセスメントモデルや規格を取り上げ、翻訳及び
 解釈を行うことにより、Automotive SPICEの背景情報の把握、システム開発とし
 てのモデルの位置づけなどを想定し、アセスメント活動の精度の向上や体系化を考
 える。

Agile in Automotive研究会

代表者  安倍秀二
活動期間 2017~2018年度
ねらい
 車載ソフトウェア開発にAgile開発を導入するにあたり、課題を整理し、方法論、
 Automotive SPICEとの関連についてスタディし、最終的にはAgileを適用した
 プロセスのあるべき姿を提案する。

トレーサビリティ研究会

代表者  仮屋義明、坂本香理、鈴木秀俊
活動期間 2016~2017年度
ねらい
 AutomotiveSPICE、ISO26262に適応した、トレーサビリティ管理プロセスの構築

要件抽出と要件分析から品質向上する会 <継続>

代表者  福田仁志、村上孝
活動期間 2016~2017年度
ねらい
 要件抽出モレや要件不整合による品質問題を顧客に流出しないため、各プロセスで
 の注意点を洗い出す。

アセッサトレーニング研究会

代表者  杉田芳樹
活動期間 2017年度
ねらい
 本研究会は,アセッサ育成時のトレーニング方法を研究する。
 想定する活動は,アセスメントをシミュレーションできる環境(トレーニングカリ
 キュラム,コンテンツ等)を構築すること。

アセスメントリーダ育成研究会

代表者  杉田芳樹
活動期間 2016年度
ねらい
 はじめて資格取得したアセッサが、リーダとして適合アセスメントを指揮運営する
 までには、教育により知識を得て、トレーニングによりスキルを磨き、そのうえで
 アセスメント経験により自己を成長させることが求められる。ところが、このリー
 ダとしての活動で必要な情報は、文献や仕組みとして、まとまったものがほとんど
 なく、あくまで個人の取組に委ねられている。そこでこの研究会では、アセスメン
 トリーダは、どのような場面で、どのようなことを考えるのか。具体的にアセスメ
 ントに必要な情報やノウハウのガイド化を試みる。このガイドは、アセッサが自社
 でアセスメントに活用し、自己の成長に役立てることを想定する(アセスメントモ
 デルはAutomotive SPICEとする)。

簡単見積り研究会

代表者  村上孝
活動期間 2016年度
ねらい
 ・ソフトウェア開発作業見積りの精度向上
 ・ソフトウェア開発作業見積りのスピードアップ、簡素化
 ・ソフトウェア開発作業に使用できるフォーマットの作成

ソフトウェアアーキテクチャ設計(SAD)研究会

代表者  内山哲三
活動期間 2016年度
ねらい
 ・コンポーネント設計前に行うべき、SWE.2の現実的な仕事の段取り・組み立て方
  を定義することを目的とする。
 ・試作、量産試作、品質確保ぞれぞれのフェーズで行うべき、ソフトウェアアーキ
  テクチャ設計の方法論を確立することを目的とする。